MOTCHED!KIDS!

2歳からの「自分でできた!」体験が未来を拓く。松若中央学院の幼児クラスで育つ「集中力」と「自立心

2歳から6歳は脳が最も発達する「黄金期」お子さんの未来への「可能性の土台」を育むのにぴったりなこの時期に、ぜひ知ってもらいたいモンテッソーリ教育についてのお話しです。

December 4, 2025

お子さんの「困った行動」は、脳の成長期のサイン

今、子育て真っ最中の皆さま。お子さんはかわいいけれど「イヤイヤ期が始まって大変!」とか「ティッシュをひっぱって散らかしたり、いたずらばかりで困る…」と思わず顔をしかめてしまう場面も多いと思います。

何かをひっぱりたい!は本能なのかも…

でも、それらの行動はお子さんの脳がどんどん成長しているサイン!

2歳から6歳は脳が最も発達する「黄金期」で、この時期の生活習慣や体験はお子さんの自立心や集中力、社会性などの土台になるといわれています。

いろんなモノに関心を持つ時期です。

酒田市若竹町にある松若中央学院は、子どもたちが本来持っている「自分で成長する力」を引き出す「モンテッソーリ教育」に力を入れている学習塾です。

モンテッソーリ教育:イタリア初の女性医学博士であり、教育人類学者として高名なマリア・モンテッソーリが開発した幼児教育メソッド。子どもの成長過程の観察から、科学的に導き出されたその方法論は、世界各国で広く研究・実践され、高い信頼性を得ています。

価値観やライフスタイルが多様化し、将来どんな社会になるのか予測できない今だからこそ注目されているモンテッソーリ教育。その特徴や魅力について、学院長の板垣聖子先生にお話を聞いてきました。

2~6歳の親が知りたい! モンテッソーリ教育 3つのポイント

幼児クラスではお子さんの興味関心を呼び起こすさまざまな教具をはじめ、伸びる力や進んで学ぶ楽しさを育むプログラムが充実しています。モンテッソーリ教育で大切にしている「集中力」、「自立心」、「社会性」の3つのポイントについて、どんな取り組みをしているか教えてもらいました。

1 お子さん自身で「選ぶ」から「集中力」が続く

教室にやってきたお子さんたちがまず行うのは、自分が気になった教具を棚から持ってきて、思う存分集中して取り組むこと。モンテッソーリ教育ではこの教具を使った活動を「おしごと」と呼び、自主性を育むための大切な時間となります。

「2歳から6歳は、子どもたちが成長していく過程で特定のことへ強い興味や集中を示す“敏感期”といわれています。例えば、お子さんがティッシュをひっぱり出して散らかしたり、床におもちゃをひたすら並べたりするのも敏感期ならではの行動ですね。この時期に手を使ってものに触れるなど、五感を刺激する体験が主体的にできる環境づくりをすることで、お子さんの集中力を伸ばしていきます」

 2 指導ではなく、見守ることで「自立心」が育つ

お子さんが自分のやりたい「おしごと」に没頭していることをモンテッソーリ教育では「集中現象」と呼んでいます。この状態に入ったら、先生たちは邪魔をしないようそっと見守るモードに。

「子どもは本来、自分で伸びる力を持っていますので、先生たちはそこを最大限引き出せるような環境づくりをサポートするようにしています。この『おしごと』を通じて、自分がやりたいことを自分の力で達成できたという体験がお子さんの心を満たし、いろんなことに挑戦したいという次のステップへとつながっていくんです」

 3 自信がつき、気持ちが外向きになって「社会性」が身につく

“自分のやりたいことに取り組む時間を大切にする” そんな風に聞くと社会性や協調性は育まれないのでは…、と気になる人もいるかと思います。そんな疑問を率直にたずねてみると、「自分のやりたいことを達成できて自信がつくので、気持ちが外に向かっていく子が多いんですよ」と板垣先生。

「少人数制のクラスなので、先生もお子さんたちもまるでお家にいるようにくつろいだ雰囲気なのが特徴です。クラスの最後にはみんなで一緒に同じ『おしごと』をする時間もありますので、強制されない自然な環境のなか、子どもたち同士で関わり合いを楽しんでいますね」

普段の教室のほかにもホテルやデパートでのお仕事体験や、食育イベントや巨大迷路、英語絵本の発表会をみんなで楽しむ「松若祭」などの年間イベントもあり、交流を通じて子どもたちのコミュニケーションや心の成長にも力を入れているそうです。

 

松若中央学院のイングリッシュ幼児教室に潜入レポート!

モンテッソーリ教育と英会話で、子どもたちの「伸びる力」をぐんぐん育みます。授業の流れや子どもたちの様子をご紹介します。

 ・みんなの表情は真剣そのもの!「おしごと」の時間

お子さんたちはそれぞれ、気になった教具を棚から持ってきて「おしごと」に取り組みます。

つまんで移すおしごとで、手の感覚を育みます。
子どもたちの興味に合わせて、たくさんの種類の教具が揃えられています。
「できた!」の満足感は、お子さんにとって何物にも代えがたい体験。

・絵本やカードで楽しく英語を学びます

教具を使った「おしごと」で脳が活性化した状態で、次は英語のお勉強。松若中央学院では、英語のスペルと発音の規則性をしっかり身に付けるフォニックス学習に力を入れています。

カードを使って、アルファベットの正しい発音を学びます。
大人顔負けの集中力…!
海外経験が豊富な先生が英語を教えてくれます。

・毎週さまざまなテーマにふれる「探求の時間」

例えば「宇宙」のような壮大なテーマや、理科の実験のような教具を使ってお子さんたちの「なんで?」「どうして?」を刺激。興味関心の幅を広げていく特別なひとときです。

嗅覚筒という教具で、いろいろな香りを体験。
どんな匂いかな…ドキドキの瞬間。
身のまわりにあるいろんな香りへの関心を深めます。 

松若中央学院が、モンテッソーリ教育を始めたきっかけは?

学習塾として50年以上の歴史を持つ松若中央学院が、モンテッソーリ教育を取り入れたのは2008年のこと。そのきっかけは何だったのでしょうか?

「もともとはそろばん教室だったのですが、そろばんを習っている子どもたちの様子を見ていると『なんだかちょっと苦しそうだな…』って子がいることがずっと気になっていました。どうしたらいいんだろうと、子どもへの教育法についていろいろ調べていくうちに“子どもが自ら学び、成長する力を育む”というモンテッソーリ教育にたどり着いたんです」

・自らの子育て経験もいかして

板垣先生がモンテッソーリ教育に本格的に取り組み始めたとき、先生ご自身もちょうど子育て中。印象に残っているエピソードを話してくれました。

「子どもがまだ小さい頃、電車から降りるときにホームとの間が危ないので抱きかかえたんですが、自分の足で降りたかったみたいで暴れちゃったことがあったんです。でも、他のお客さんが降りた後に安全を確認して、今度は自分の足で降りさせたら、気持ちが満たされたみたいでスッと落ち着きました」

“自分でやりたい”という欲求を満たせるようにサポートすると、達成感につながる。教室だけではなく、ご自身もお子さんとの関わりのなかでもモンテッソーリ教育の手ごたえを感じる機会が多かったそうです。

 ・最初の幼児クラスの生徒たちは、もう高校・大学生

2008年にモンテッソーリ教育を始めたので、最初のクラスで教えた子どもたちは、今ではもう高校生から大学生に。そのときの子どもたちはどんな風に成長されているのでしょうか。

「進路はさまざまですが、どの子も共通して“本当に好きなこと”や“自分の軸”をしっかり持っている感じがします。魚が好きな子は勉強して海洋科のある大学へと進学しましたし、料理人を目指していて海外に修行に行くんだっていう子もいます。もちろんそこまで突き詰めなくても、自分の好きなことが分かっていて自信があるから、精神的にもしなやかでたくましい印象がありますね」

幼児期の「やりたいことが自分でできた」「好きなことにとことん集中できた」という経験が、子どもたちのなかで可能性を支える確かな土台として、世の中を生き抜いていくしなやかな軸としてしっかり息づいていることが実感できたと、うれしそうにお話ししてくれました。

体験教室で、お子さんたちの様子をぜひ見てください

幼児クラスでの17年間の実績、そして先生ご自身の子育て体験をいかした教育プログラムは、子どもたちが安心してのびのびと成長できる環境だと実感しました。そして、大きくなった生徒さんたちのエピソードを聞くと、今の時代にあらためてモンテッソーリ教育が注目されている理由もうなずけます。

先生のお話しを聞き、教育で楽しんでいる子どもたちを見て、「自分も子どもの頃、モンテッソーリ教育を受けてみたかったな…」となんだか無性に羨ましくなってしまいました。

「自分の子どもにもモンテッソーリ教育を体験させてみたい!」そう思った親御さんは、体験教室や見学会に親子でのご参加をおすすめします。いつもはお家でさわいでいる子がぱっと集中する姿に、おどろく親御さんも多いのだとか。

脳が最も発達する「黄金期」に楽しく学び、未来につながる豊かな体験を積むことは、きっと子どもにとって“一生モノ”の宝物になるはずです。

 

松若中央学院

1号館:酒田市若竹町1丁目4ー10(TEL:0234−23−4535)

2号館:酒田市若竹町1丁目5−15(TEL:0234−23−4535)

クラスの内容やお問い合わせは公式ホームページをチェック!

公式Instagramで授業やイベントの様子も発信!

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エンドウ ジュン
ライター/カメラ:酒田在住。
庄内の美味しい食べ物をこよなく愛しています。
故にダイエット中ですが結果は出ていません。
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石澤 マナカ
デザイナー/ライター:純度100%の鶴岡市民
「何事も見て・やってみる」がモットーです。
民芸品や立体造形に興味があります。
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長澤 久美
ライター:酒田在住の一児の母、子育て奮闘中
大食いなのでいろんなお店へ通っています。
いろんな人の話を聞くのが好きです。
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庄司 あやの
デザイナー/ライター:生粋の酒田っ子。
食べることが大好きなため食事制限を諦め運動中。
自然と動物に毎日夢中。
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佐藤 太一
ライター/カメラ:3年前に仙台から移住。
住居の目の前がお墓で夜が少し怖い。
ビジネスホテルでお湯を沸かすのが好き。
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