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具材いっぱい!だから選んで楽しい!湊panの「進化系コッペパン」の魅力をご紹介

スイート系からお惣菜系まで、いろんな具材をサンドしたコッペパンが人気の湊pan 具材選びやパン作りのエピソードをお聞きしました。

October 10, 2025

「選んで楽しい」「食べて美味しい」コッペパン

湊panの魅力はなんといっても具材のバリエーションの豊富さ。スイート系からお惣菜系まで、多彩な味わいが店内にずらりと並びます。価格も300円台とお手頃なので、おやつや軽食に気軽に楽しめるのも人気のポイント!

「庄内の美味しいパンをご紹介!」記事では、編集部イチ推しの5つの味をチョイスしましたので、こちらもぜひご覧ください!

今回は具材やパン作りのこだわりについて、湊pan共同代表の湊さんと高橋さんにお話を聞いてきました。

大きな看板とオレンジ色の屋根が目印。

大人も子どもも夢中にさせる具材のラインナップ!

コッペパンからはみ出す具材!小ぶりながらも贅沢感があります。

コッペパンにサンドされたいろいろな具材。一体どれくらいの種類があるのかたずねると、「時期にもよりますが、スイート系が8種、お惣菜系が10~12種類くらいですね」と湊さん。

スイート系にはいちごなどの旬のフルーツを使った味や、あんこや抹茶などの和菓子風。お惣菜系にはハンバーグや照り焼きチキンなど、食べごたえのあるラインナップがそろいます。可愛らしい見た目も相まって、見ているだけでも楽しい気持ちに。

世代を問わず人気のいちごとチーズケーキ。
旨味たっぷりの庄内豚赤ワイン煮込は、リピーターも多い一品。

そして、他のパン屋さんではなかなか見かけない「エビチリ」や「油淋鶏」といった中華料理の具材も発見!
「私たちはパン屋ですけれど、お米も大好きなんですよ(笑)だから、白いご飯に合うおかずはきっとコッペパンにも相性が良いと思っています」と、加えたきっかけを教えてくれました。

イベントなどで県内各地に出店することも多く、興味深いことにその土地によって人気の味が異なるのだと話します。

「酒田市内では『フィッシュタルタル』や『海老カツ』が人気ですが、鶴岡で出店したときは塩サバをレモンと一緒に挟んだ『サバサンド』がよく売れたんです」

スイート系でも鶴岡は「洋梨ラムレーズン」といった洋風系、酒田はあんやお茶を使った和風系が人気なのだそう。同じ庄内でも地域ごとに好みの味が分かれるのは、なんだか面白いですね。

ジューシーな油淋鶏はコッペパンとの相性もバツグン!
こしあんほうじ茶抹茶わらび餅は、地元酒田で特に人気!

ハンバーグなどのお惣菜もよそから仕入れるのではなく、すべてお二人で手がけられています。

「『1,000円でいろんな味を楽しめるなんてうれしい!』 出店のときには、そんな声をいただくことも。物価が上がる今だからこそ、ほっとできるおいしさを気軽に届けたい。

だからこそ、自分たちで丁寧に作り、価格もできるだけ優しくしています」

自家製具材へのこだわりには、美味しいコッペパンをなるべく手頃な価格で食べてもらいたいというお二人の想いがありました。

ふんわり感にこだわり、あえて手間のかかる製法に

具材の魅力はもちろんのこと、驚かされるのはあらゆる食材にマッチするコッペパンの仕上がり。ふわっと柔らかな口当たりとほのかな甘みがあり、具材なしで食べても「美味しい」と感じられます。

その風味と食感のカギとなるのが湯種製法「熱湯を加えてこねて、一晩寝かせる。2日間、じっくりと時間をかけることで水分をたっぷり含んだ生地になります」

手間のかかる製法ではありますが、コッペパンの出来上がりがなによりも大切になるため、この作り方にはこだわりたいと湊さん。

また、パンを作る工程で卵を使用していないので、アレルギーを気にされる方がパンだけ買い求めるケースもあるのだとか。

そのまま食べても美味しく、具材と組み合わせることによってさらにその味わいを引き出してくれる。

「コッペパン専門店」という看板の通り、湊panはコッペパンの持つポテンシャルを存分に引き出し、私たちに届けてくれます。

いろんな人の声を聞いて生まれた絶妙なサイズ感

栄養士の資格を持つ湊さん。
共同代表の高橋さん。お二人で湊panを運営しています。

湊さんはもともとは岩手県のご出身。地元には有名なコッペパン屋さんがあるのでよく食べに行くことも。

「当時食べていたコッペパンはとにかくボリューム満点で、いろんな味を試したいと思っても1個でお腹いっぱいになってしまうんです。湊panを始めるときはそのことが頭にありましたね」

湊panを開業されたのは2020年ですが、その数年前から事業を始めるためのさまざまな研修を受けていたというお二人。どんな商品が良いのか悩み、いろんな人の感想を聞くために試食会を行うこともあったそうです。

「あんまりボリュームがあるとすぐにお腹いっぱいになってしまいますし、当時は新型コロナウィルスの影響もあって食べ物をシェアしづらい状況でした」

そんな中で考え出されたのが、食べやすいサイズの小さなコッペパン

「試食会を開いたとき、食べられる人なら2、3個ペロリと食べてくれました。それと、お子さんやお年寄りの方も結構いらしてくれて、これならひとりでも1個食べ切れると喜んでくれました」

いろんな味を試したい人、ひとつをしっかり味わいたい人、そのどちらにも嬉しい絶妙なサイズ感はこうして生まれました。

コーヒーやクリームラテなどのドリンクメニューも充実!
サクサク食感のラスクも人気です。

地元食材の味わいを、コッペパンに込めて

岩手から酒田に移住したとき、食の豊かさに驚いたという湊さん。そのため、具材も地元産の食材が積極的に使われています。

「庄内豚はもちろんそうですし、果物や野菜もなるべく地場のものを使うようにしていますね」

そして今後は旬の食材など、期間限定の味も出していきたいと話してくれました。

食欲の秋が近づき、果物をはじめたくさんの食材が食べ頃を迎える庄内。

湊panの味わいのラインナップにも、ぜひ注目してみてくださいね。

この記事を書いたヒト
エンドウ ジュン
ライター/カメラ:酒田在住。
庄内の美味しい食べ物をこよなく愛しています。
故にダイエット中ですが結果は出ていません。
この記事を書いたヒト
石澤 マナカ
デザイナー/ライター:純度100%の鶴岡市民
「何事も見て・やってみる」がモットーです。
民芸品や立体造形に興味があります。
この記事を書いたヒト
長澤 久美
ライター:酒田在住の一児の母、子育て奮闘中
大食いなのでいろんなお店へ通っています。
いろんな人の話を聞くのが好きです。
この記事を書いたヒト
庄司 あやの
デザイナー/ライター:生粋の酒田っ子。
食べることが大好きなため食事制限を諦め運動中。
自然と動物に毎日夢中。
この記事を書いたヒト
佐藤 太一
ライター/カメラ:3年前に仙台から移住。
住居の目の前がお墓で夜が少し怖い。
ビジネスホテルでお湯を沸かすのが好き。
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